605.一緒に入りたい

一緒に入りたいと言ったものの、明るいところで堂々と脱ぐには羞恥心が邪魔をする。
悩んだ末、私がお風呂に先に入って、先生に後で入ってきてもらうことにした。

「呼ぶまで来んといてな!」

いろいろ準備もあるし!

喜ばしくないサプライズ登場を防ぐため、牽制しまくっていたら、先生は

「嫌がってるのに無理矢理入らんって。そんな恥ずかしいなら一人で入ったらええのに。ほら、さっさと入れ」

と呆れながら、甘い雰囲気もなく露天風呂に追い払われた。




時間も限られてるし、サササと速やかに体を洗ってお湯に浸かる。
やっぱりいいお湯で、唸りそうになるのを我慢して肩まで入った。

頬がひやっとする。
屋根はついてるけど、小雨が降ってて、6月やのにちょっと肌寒かった。

それより、ここで何か……したとしたら、他の客室に聞こえそう。

そんなことを考えながら、ちょっと緊張しつつ先生を呼んだ。





一緒に露天風呂って、ちょっと大人でちょっと素敵やと思ってたけど。
昼間なだけに明るすぎるし、全部が見えてしまう。

先生がお湯の中に入ってくるまで私はそっちに背中を向けて、部屋側に顔を向けていた。

「サイズ的に二人でギリちゃうんこの風呂。もうちょいそっちつめて」

先生に言われて、伸ばしてた足を縮めたら、できた隙間に先生が入ってお湯の位置が上がった。

「でも前の露天風呂はもっと小さかった」

「前来た時な。一人サイズやったな。気持ち良かったけど…」

「………」

「なあ。何でこっち向かんの?」


湯気と、小雨と、露天風呂。

先生が動くとお湯が揺れる。
先生が喋ると、吐息が耳にかかる。
私ばっかり求めてたあの頃よりも、先生はずっと近くにいる。

ちょっと先生の方を向いてみる。
もう、すぐ近くに顔があって、目を閉じたらキスしてくれた。



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