602.絆される

ぎゅーっとする手の力が、とんでもなく強くて、苦しい。
でも、なんかそれが嬉しくて、同じように抱き締め返す。

「苦しい~。痛い。苦しくて嬉しい」

「相変わらずの変態やな…」

「無視して突き放されるより、こうして抱きしめられて苦しいほうがいいもん」

ずっと仲良くいたい。怒らせたくない。
またキスをして、直接二人の肌が触れて温かくて。
先生のいない世界は、今の私には必要ないみたい。

「今日みたいな、飲み会とかそういうの、楽しくないなら行くのやめたら」

先生の手が、閉じていた膝を開けた。
くすぐったい場所に唇を落とされながら、聞こえてくる先生の言葉に頷く。

先生の匂いがする布団をぎゅっと抱きしめて、天井を見ながら先生が施すキスを体中に受けて、私の居場所はここだと再認識する。
先生のそばが、私の居場所。

「心狭くて悪いけど。俺、お前が他の男とおる姿見るの嫌やわ」

こういうことをしながら言われると、嬉しいけど切なくなって、抱きしめたくなる。
私だって、先生が他の女の人といるのを見るのは嫌やし。

「幻滅した?」

うう。恐る恐る聞く先生はカワイイ。
いい歳やけど。

「そんなん、全然してないよ。タカノリさんこそ私に幻滅…」

「してない」

またキスが降ってきて、頭の中と体が溶けたところで、先生が下準備を始める。

「……凝視やん」

先生は手際良く?準備しながら、とある部分をじっと見てる私に苦笑する。
そう言えば、暗闇に目が慣れたのかさっきよりは見えてる。

先生がとても興奮しているのも、表情がちょっと優しくなったのもわかる。
そして、興奮しているのは先生だけじゃなくて、私も同じくらい……

私の深くまで先生が入ってくる。

大好き。愛してる。
とても大事に思ってる。

伝えたい思いはもっといろいろあるのに、言葉にすると、「大好き」の一言しか出てこないのがもどかしい。



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