601.暗闇の中で

いつもつけてたようなちょっとした灯りまで全て消えてますが…
まだ怒って…ますよね。

酒臭いって言われてしまったから、お風呂上がりでも、先生に近づくのが憚られる。
でもさっき、さっさと寝ろよって言ってたし、先生心なしか左側開けて寝てるし、ここに潜り込むしかないか。

そーっとベッドに上がり、静かに布団に潜り込んだら、先生の寝息が途切れて、静かになった。

「…………」

これは起きてる?
すかさず、布団の上から先生の顔らしき場所に顔を近づける。

「…………あの、私……ごめ……わぁっ」

また何か言い訳しようと口を開いたら、腕を引っ張られて布団にバフっと顔面が埋もれた。

「もー謝るのはええっちゅうねん。しつこい」

先生がもそっと起き上がりながら、腕を離す。
暗くて顔はよく見えないけど、怒ってる口調ではない。

「暗くて顔見えへん…」

「俺はわりと見えてるけど」

「いいなぁ」

私も、今の先生の顔が見たい。
先生の膝に触れたら、ぎゅっと手を包まれた。
それが温かくて、まだ私を受け入れてくれるんやと思えて、泣きそうになる。

「私今、めっちゃチューしたいのに」

「え?何」

「酒臭いって言われるの嫌やからできひん」

「それは真実を言ったまでやけどな」

可愛げなく先生が答えたら、絡んでた指先が離れて、唇が重なる。

唇のもっと奥深くまで先生が来て、柔らかく探られながら、吐息が混じり合って、心底安心しながら先生の背中に手を回す。
見えない中で先生の手が、私の柔らかい部分を探っていって、ときどき確認するように唇が触れ合う。

堪らなくなって先生の名前を呼んだら、強く抱きしめてくれた。




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