595.もうすぐ19歳

私は最初、女子3人、男子3人のグループに属していた。
最初の新入生のキャンプで班が同じだった子たち。

でも、みんなのことはほとんど知らなくて、聞かれたことしか答えないような感じで過ごしていた…。

そのうち私の誕生日会を企画してくれた子、奈々ちゃん。
どことなくA女のさっちんを思わせる姉御肌だった。

鮎ちゃんともタイプは似てるけど、ちょっと違う。
少し遠くから進学してきた彼女は一人暮らしだった。



「どーしよー、飲むならちょっと街出たほうがいいよねー」

などと話しながら、もう一人の女子とてきぱきとお店の手配や諸々やってくれている。

いいのかなぁ。そんなになかよくないのに。
と、人と距離を取りがちな私は、そんなふうに思っていた。

心を許せない人と近くにいるのが苦手。
対人関係に難ありだと痛感していた。

「今度の金曜、6人でお店予約したよー。楽しもうねー」

奈々ちゃんに言われて、ありがとうと答える。


一応、先生には電話で報告しておいた。
先生には、いつ、どこそこに誰と行くの報告は、必須だった。

『ふーん。合コンみたいやなぁ。まあ、行ってらっしゃい』

「うん。あんまり話したことない子たちやねんけど…」

『え、でもいつも一緒におるんやろ?仲良くなれたらいいなぁ』

「どうやろ…」

『大丈夫。なれるなれる』

人との交流に前向きじゃない私に、先生は足を引っ張るようなことは言わなかった。
この時も、心配やったんかもしれんのに。



金曜の午後は、奈々ちゃんたちとは取ってる講義が違うから、お店にはそれぞれ現地集合することになった。

足取りが重い。
気が重い。
しかも雨まで降ってきた。

皐月ちゃんとおそろの折りたたみ傘を出して、店まで歩いた。



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