570.卒業式

卒業式の日。

朝入ってた先生からのメールは、『おはよう。また後で』。
簡単…。


「おはよー」

「おはよっ」

鮎ちゃんと駅で待ち合わせて、学校に行く。
途中の道で皐月ちゃんと合流して、3人で写メを撮りながら、学校へ向かう。


「今日で終わりやで~。何もかも」って意味深な鮎ちゃん。

「何もかも!?」

「私はまだ入試が…」

不安げな皐月ちゃんの肩を抱く鮎ちゃん。

「ファイっ。皐月なら絶対受かる!」

鮎ちゃん、男前です。


今日で終わって、今日から、始まる。

天気は、目がくらむほどの晴天だった。
おかげで、写真に写り込む背景が、どれを見てもきれいな青空。


最後の教室。
時間が来るまで、お祈りとSHRみたいな感じ。

A女ではお祈り的な時間があり、その時に流れる音楽が校舎内を流れていた。

2年生の時は、その旋律を耳にしながら、教卓で居眠りをこく先生を見つめたり。
窓の外を見たり。

お祈りせず先生を想ったり。
居眠りの時間に充てたり。


この音楽には、私の3年間が全部詰まってる。


「では、講堂行きますよ。これで最後です」


寂しさを煽るスーさんの指示で廊下に並び、式場へ入場する。


先生、先生…

どこ?


「3年1組。入場」



行進のスピードが速くて、来賓席を見まわしても見つけられない。

ってか、ほんまに来てる?



出席番号順の入場やから、皐月ちゃんが私の前。


「……あ、みなみちゃん」

皐月ちゃんが、左側の来賓席に視線を送って、小さく小さく指を差す。


「あの、すみっこの…後ろのって…」

「あっ」

奥の、奥の方~にいる。
隣の来賓の方に話しかけられて、嘘のような愛想笑いをしてる先生が。


「あれ…葉山先生やんね(笑)」

「嘘みたいに笑ってる…」


皐月ちゃんがくすくす笑い、私もくくっと笑う。


今ここで、先生と同じ空間にいる。

最後の最後に、神様ありがとう。





コメントありがとうございます。
ありがたくすべて読ませていただいております~。

特に、鮎ちゃんの件では、ありがとうございました。
鮎ちゃんは現在、奥様となってお幸せに過ごしているのでご安心を…(^O^)

今日は、こちらの地方は雨です。
空がグレーの雲でいっぱいで、冬の空の色って感じです。
で、この気候でさっそく風邪ひきそうです。
ジュニアにうつさないようにしなければ…
みなさまご自愛下さいね。


美海さん、私も京都大好きです!
お引っ越し無事に終わりますように(^O^)
いつも、心が温かくなるコメントをありがとうございます。






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