562.乙女心復活

今日のデートのために選んだ服が、先生の手で脱がされて行く。
先生の引く一線に、戸惑ったり悲しくなったり繰り返してきたけど、一年前は、こんなことするのも夢のようだった。

先生が、露わになった肌へ唇を落とす。
滑るように動く先生の唇が、やがて私の唇へ辿りつく。

隙間を作ると、すぐに先生でいっぱいになって、背中から力なくベッドへと倒れ込み、後頭部は先生の筋張った手で支えられていた。


「危な。頭打つで」

心配そうな瞳で覗き込まれて、やっと先生の視界に入れて嬉しくなった。
下からぎゅっと抱きついて、先生がどさりと被さる。

重いけど、幸せ。
ずっとこのままでもいい。

「重ない?…って何で笑ってんの?」

「重いのが幸せやから」

真剣な顔で「Mやな…」とほざく先生。
いや、先生以外の人が乗っかってきたら蹴り飛ばすわ。


「部屋寒いなぁ。暖房つけてんのに」

「布団布団~」

何も着ていない二人が、掛け布団に包まって暖をとる。

足を絡めて、キスをして、布団の中で先生に組み敷かれて。
こんなことしてんのに一緒に暮らすのはアカンのって、筋通ってないようにも思うけど。

首筋に唇が落ちて、そのまま下がっていく。

ぎゅっと先生の頭を抱いて、激しく優しい愛撫を一心に受けて、私は自分から足を開いた。

はやく繋がりたい。


繋がる前の、獣みたいな先生の視線。
目が合うと少しだけ笑ってくれるけど、先生は下準備中。
あぐらを掻いている先生の膝に頭を乗せてみたら、「邪魔すんな」と抱きかかえられ、膝を割られる。

「何やったっけ。いっぱい好きって言われたいんやったっけ」

と、さっきの私の願いを冷静に暗誦する先生を軽く睨む。


「そう。いっぱい…」



耳元に、キスと愛の言葉が降る。
そして、先生がゆっくりと私に入ってくる。

先生のが、とても熱く感じて、自分からも押し付けるようにして奥まで迎え入れる。


「はぁ…先生、気持ちいい」

首に腕を絡ませながら言うと、先生がつぶやいた。

「…いつまで先生って呼ぶん?もう俺、だいぶ前から先生ちゃうで」


お互い上気した顔で見つめ合う。
ちゅっとキスしてくれた後に、

「………もう、名前で呼んだら?」

と先生が言った。



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