549.合否結果

数日間寝込んだ末、D大に合格した。


言いようがないほど安堵した。
父も、母も、まなちゃんも、鮎ちゃんや皐月ちゃんも、先生も喜んでくれた。


先生には結果をすぐメールで伝えたけど、先生の顔が見たくてどうしても落ち着かなくなった。
すぐ帰ることになってもいいから、先生の住む町へ行く用意をした。

4月からは、私も住むかもしれない場所。
夕方で、先生はまだ仕事中。

「お母さん、先生のとこ行ってくる!」

母は、「ええけど、危ないから帰りは先生に送ってもらってや~」と言い、見送ってくれた。



冷たく頬を刺す冷気すら心地よく感じて、まさに世界はバラ色に見えた。
冬の夕方、もう日は落ちている。

混雑した特急の窓から見える夕陽はすぐに落ち、群青色の空を見ながら、わくわく、未来に思いを馳せた。


受かった…。

先生、やっと終わったよ。


やっぱり、先生と一緒に暮らしたい。
大学には自転車で通って、先生の家に帰って、毎晩いちゃいちゃして。

やっぱり、私は先生といたい。



駅についたら、先生から電話がかかってきた。
うきうきと電話に出る。

『ここから見えてる。いつもんとこで待ってるから』

「仕事終わったん?駐車場?」

『うん。突然来るからびっくりするわ…』


電話をしながら、先生の車まで歩いていく。
だるそうなかっこで電話をする先生の姿が、もう見えている。


「私も先生見えたよ」


車の中の先生が私を見て、ふっと微笑んだ。

電話を切って車に乗り込む。
先生は、すごく、すごく嬉しそうな顔をしていて、少し驚いた。


「ようやったなぁ。えらい」

ぐしゃっと髪を掴まれるようにして撫でられ、大型犬扱いでわしゃわしゃ褒められる。


「もうっ!荒い!ボサボサなるって何回も言ってるやん」

「ボサボサを見てるのは俺しかおらんのに、ええやん」


ふんと窓の外を向いて不満を表すと、「ごめんごめん」と優しく撫で直してくれた。

先生の顔が違う。
ちょけてるけど、喜びがダダ漏れてる。

会いに来てよかった。
こんな顔が見られてよかった。

私の合格を自分のことのように喜んでくれてることに、感動で胸が詰まった。



にほんブログ村 恋愛ブログ 教師と生徒の恋愛へ

  恋愛ブログ 教師と生徒の恋愛
  恋愛ブログ 秘密の恋愛