544.受験目前、先生のメール

お正月が終わるころ、まなちゃんが帰ってきた。

嬉しそうな父母。
久しぶりに見たまなちゃんは、もうギャルではなくなっていた。(と前にも書いただろうか)

4月からは社会人。彼氏とはなかよくやっているそうだ。
彼氏の実家にも行っている。

確かに仲良くやってそうな肌ツヤ…。
もちもちの美肌はうらやましい。

結婚前提のおつきあい。
先生のことは「信用ならん」とか言ってた父も、まなちゃんの彼氏の話は、和やかに聞いていた。


私と先生も…
実現するのが遠い未来であっても、結婚前提のつもりでいるのに。
少なくとも私はそのはずでいるのに。

まなちゃんと彼氏さんは普通のカップルで、私と先生は普通ではないから、お父さんも話を聞いてくれないのかな。

どうすればお父さんの信用を得られるのかな。
大学生になったら、向き合ってくれる?


先生からは電話で「お父さん、なんか言うてはった?」と聞かれたけど、答えられずに誤魔化して笑った。
それ以来、先生も聞いてくることはなく。

「来年は一緒に初詣行こな」と約束をして、受験が終わるまでは会わないとふたりで決めた。




3学期が始まると、自宅で勉強する生徒もいれば、私のように学校に通って、ラストスパートをする生徒もいた。

さっちんや皐月ちゃんたちセンター組は、私以上に気迫があった。
鮎ちゃんは専門に進むことが決まっていて、たまーにぽつっとメールをくれた。

「受験終わったらあそぼ!」と、なんのへんてつもないメールが、そのころは心にしみた。


先生から「泣いても笑ってもあと一ヶ月」と言われてから、入試目前になるまで、あっという間だった。


学校からの帰り道、携帯にメールが入っていた。
先生からだった。

『今、○○から会社帰るとこ。A女の校舎見えてるわ』

仕事関係で、近くにいるという話だった。
さっきメールが来たばかりで、私はすぐさま先生に電話をかけた。




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