530.ウダウダ考えながらも結局参加

その後すぐ、皐月ちゃんとリクは別れた。

皐月ちゃんからリクにメールしたそうで、リクから着信はあったけど、もう出てない、と。
番号も消してしまったらしい。

「大学受かるまで、もう、親にも心配かけたくないから…。勉強一本で行くよ~」

私より勉強漬けの皐月ちゃんは、親からのプレッシャーも相当かと思われる。

「受かるよ、こんなにがんばってるんやもん!」

高3の2学期。この時期に恋愛より受験なのは、痛いほどわかる…。




同窓会に参加することは、皐月ちゃんにも打ち明けた。

そしたら、話を聞いた皐月ちゃんは、「葉山先生は、みなみちゃんがリクくんと会うの嫌じゃないのかなぁ…?」と言った。

「嫌やとは思うんやけど、同窓会は行ってくればって感じで…」

「わぁ~、やっぱり大人やなぁ~」

皐月ちゃんはそういうけど、そんなこともない。
がっつり妬いてはったし。


最後に、皐月ちゃんが

「先生が嫌なら、私やったら、行けへんかもしれへんわぁ…」

と言ったのが、小さなとげみたいに心に残る。


そうかもしれん。
皐月ちゃんが正しいかもしれん。

でも、先生は「行っといで」って言ってて。
ほんまは嫌なんやろうけど…。

私も、リクに会いたいというより、鮎ちゃんとあの空間を楽しみたい思いが強くて。
そして、ちょっと気がかりなこともある。


それでも、行かんほうがいいのかな?
わからなくなってきた。



「明日、6時に待ち合わせ!」
と言う鮎ちゃんのメールに、
「うん!」と返した。



土曜日に同窓会が催された。
場所は地元からやや外れたチェーン店のカラオケ。

先生はまた午前中仕事が入っていて、時間もややこしくなるから会わないことになっていた。
家が遠いと、ちょっとだけ会うとかもできないのが寂しい。

鮎ちゃんと私はコンビニで待ち合わせて、カラオケまで歩いて行く。
そして鮎ちゃんはパリッとキメてはった。かわいい。


「沙希ちゃんも来るらしいで。あとは果帆とー、リクは……大樹と行くねんて」


鮎ちゃんは、どういう心境の変化か、会いたくなかったはずの元カレ大樹と会う。
何も言わないけどたぶん、鮎ちゃんは私についてきてほしいはずやから。

それが気がかりで参加した。



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