515.目的はスキンシップ

土曜日は、先生の仕事が終わるのを待っていたら時間がもったいないから、先生が住む町までこちらから赴くことにした。

私が「行く」と言うと、先生はあんまりいい返事はしないけど。
一緒にいる時間が多い方が私は嬉しい。
会える時間増やして、長くいちゃいちゃしたいし。
私にとってはいちゃいちゃがメインイベントやし。


朝、ちょうど父も出勤の支度をしていて、洗面所でかち合う。
ふたりで腰に手を当てながら鏡に向かいはみがきして、鏡越しに父と目が合う。

あんまり融通きくタイプではない私の父。
堅物なカテゴリに入ると思われる。
逆に母はあんな感じの人。

先に父がはみがきを終えた。
父はスケルトンブラシでヘアセットをしながら、歯ブラシをくわえてる私にボソッと言った。

「どっか出かけるんか」

「うん」

「デートか」

「え、なんで?」

違うと即答すればいいものを、咄嗟のことに融通の聞かない娘。(私)
私にも父の血は流れている模様。
すぐにうがいをしてごまかしたけど、父は少し寂しげな顔をして、居間に戻っていった。


お父さんが寂しそうにしてると、私も寂しくなる。
どんどん大人になって自立していくまなちゃんと父は衝突もしていたけど、その分私には甘い父だった。
たぶん、本当はまなちゃんに向けたかった愛情も一緒にして、私に向けていたと思っている。
今は、先生とのことは、母の助言もあり父には秘密にしているけど。

「お父さん、傘持った?」

母が、玄関で靴をはく父に傘を差し出して、「ああ」と受け取っている。
私も、先生とあんなふうに、夫婦になるんかなぁ。
今はただの高校生やけど…。

「いってきます」

「いってらっしゃい」

父と母が見送りの挨拶を済ませた直後、階段の上から「お父さん、いってらっしゃーい!」と声張り気味に言ってみた。


「おぉ。行ってくるわな」

一気に父の顔が綻び、母も笑う。

さて、私も準備しよう。
大好きな人に会いに。





・おへんじ・
みなみでございます。連日登場してすみません。
昨日はああいうふうに思ったんですが、結局マイペースを貫くことにしました。
ありがとうございます。ブレブレですけどやっぱり定位置に戻りました。
あったかいコメントを読ませていただいて、グッときてます。
ありがとうございます。

ご期待に応えられないこともあると思いますが、書ける時に、流れにまかせて書いていくので、お好きなシーンがあった時にはまた読んでもらえたら嬉しいです!
これからもよろしくお願いします(^O^)



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