504.ふるとか、ふられるとか

「ドロッドロやなぁ…」

鮎ちゃんの顔が険しい…。

「リクはともかく、皐月ちゃんには嫌われたくなかったなぁ…」

「うん。でもしゃーないな。私も矢野ちゃん嫌いやしな」

突然ナカムー関連の話が勃発し、すかさず鮎ちゃんに食いついた。

「そうやん!鮎ちゃんこそどうなってんの?」

身を乗り出す私に、ストローを噛みながらガラ悪く答える鮎ちゃん。

「どーもないよ。私はフラれてるよ」

「えーっ!?」

「矢野ちゃんとは破談やで。ちなみに矢野ちゃんからのお断りやで」

「えーっ!?!?」

「かなりふっきれてきたから。もういいねん。あの人は生徒とはないねん。今、修史は、せっかく専任なったんやから、脇道逸れてる場合ちゃうねん」

久しぶりに赤裸々に話してくれる鮎ちゃんに、ほのかに嬉しさも感じながら、次の言葉を待つ。


「なんか、我慢できんくなって告ってん。いけるとも思ってなかったけど、優しいから、つい言ってしまった。でも、『他にいい人はいる』『生徒に手を出すようなことはできない』って、しっかり言われたよ。これ以上つきまとったらストーカー扱いされそうやから、それで終わり。メールも終わり」

「…………………」

鮎ちゃんの思いは、私も知ってるつもりやから、切なくなって言葉が出ない。

「暗っ」

鮎ちゃん…。

「フラれても好きな気持ちは終わってないけど、あんまりもう、なぁ。ってか、みなみはどうなんよ?葉山とイチャイチャしてる?」

「うん。何度かしてきた…」

「ちょー!生々しい!ほんまあの人どんな顔してヤッてんのか想像つかんねんけど!」

「ヤッてるって言うのやめて!」

下ネタでキャッキャと盛り上がるふたり。
懐かしくて、切ない夏の夜だった。






・おへんじ・
コメント、たくさんありがとうございます。
やっと続きを書けました!お待たせしました。
あじさいの季節ですね。
うちには薄紫のあじさいがいて、めちゃきれいです。
次はピンクを迎えたいです(^O^)



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