503.意外と言えなかったこと

母とごはん作って、何日かの作り置きをして、掃除もして。
「また来るわ~」と、家を後にした。

母と電車に揺られる帰り道、「運転できたらここまで来るのもラクやのにな~」と母は言う。

母はペーパードライバー。まなちゃんは免許持ってない。父は運転できるけど、夏休みは忙しい。
私も、免許取る気はなかった。運転怖いし。

「D大受かったら、この辺に部屋借りて通ったらいいんちゃう?」と母の提案が飛んでくる。

「えっ!中途半端やん!ここ……」

「中途半端かなぁ?電車で一本やし、家賃安いで」

母は真面目に提案しているようで、きょとんとして私を見ている。
そんな表情を見てたら、「先生んち住むし!」とはなんだか言いづらい。

「…大学の近くに住むよ」

「別に家から大学通てもええねんで?片道2時間半なら通えんこともないやろ」

「……いやあ…キツいわ…」

先生とつきあってることはポロっと言えたのに、卒業したら一緒に住むつもり…とは言えない。
それを言ってしまったら、「先生とエッチなことします!」って宣言するみたいで、変に抵抗があったし、なんとなく母も頷かないような気がして…。

母からは、「まあ、一人暮らしも、D大受かればの話やで」と釘を刺されて話は終わった。



そうして、夏休み終わりごろ。すっかりお久しぶりの人から連絡があった。
というか、メールは結構頻繁にしていたけど、会うタイミングがなく、やっと会えた夏休みの終わり。
地元のおなじみファストフード前で待ち合わせ。

相手はもちろん、この方。

「おー!みなみーぃ」

「鮎ちゃん!」

キャッキャしながら飲み物など頼んだ後は、じっくり話すモードで腰を落ち着ける。

「今日はめっちゃ語る気で来たから。てか、リクも皐月もどないしたん?」

「そやねん!メールでも言うたけど、聞いてー!」

久しぶりの鮎ちゃんとの時間は、私だけじゃなく、鮎ちゃんも嬉しそうに見えた。



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