Archive: 2018年03月

587.卒業しても妬くものは妬く

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 15, 2018

『楽しそうやなぁ。相方も夜中やのに元気やな』「……楽しいよ」鮎ちゃんと皐月ちゃんは気を利かせてくれたのか、私に携帯を渡した後は、全く構ってくることなくエスプレッソマシンで遊んでいる。コーヒーの香り漂いながら、私は窓際のソファに座って、ちょっとした夜景を眺めながら先生と話していた。破天荒な行いのあとのこういう配慮(という名の完全放置)って、すごく鮎ちゃんらしいけど。「タカノリ……いや、先生も、今日楽しか...

586.女子会ナイト

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 14, 2018

モヤモヤをひた隠しにして、プチフールと大人の飲み物を嗜みながら、夜は更ける。それぞれの恋バナを聞き、盛り上がったりしんみりしたり、キャッキャ騒ぎながら日付が変わろうとした時、携帯が鳴った。「………」携帯を見てるだけで出ない私に、鮎ちゃんが「出ーへんなら音切って」と迷惑そうに言う。ごもっともです。「……出ーへん。出てもどうせ、酔ってるやろうし」「葉山飲みに行ってたん?さっき電話したんちゃうん」鮎ちゃんが...

585.嫉妬で迷子

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 13, 2018

「葉山から?」「そうみたい、先部屋戻ってて。電話やから…」「おけー」鮎ちゃんだけエレベーターに乗ってもらって、私は広々としたロビーに残った。正直、鮎ちゃんの前で電話に出たら、「葉山もここに呼べ」攻撃に遭うかもしれんし。それにしても、プチ卒業旅行と伝えてるはずやのに、電話掛けてくるなんて先生っぽくないなぁと思いながら、電話に出る。「はーい」と明るい声で出たものの、向こうはざわざわしてるだけで先生の声...

584.三種三様

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 04, 2018

「いやぁ、いいわぁ…せっかくの女子会やのに…」及び腰の皐月ちゃんに、どこかほっとしながら援護する。「そうやで鮎ちゃん、いつもいつも誰かを呼び付け過ぎやで」先生のことも簡単に呼ぼうとするからな。それでも、鮎ちゃんは強硬姿勢を崩さない。「こういうのは勢いが必要やん。やり直したいならすぐ本人に言えばいいのに」「いやいや、だから鮎ちゃん玉砕するんちゃうん。勢い強すぎて」「…」女帝の地雷を踏んだようで、鮎ちゃ...

583.卒業旅行

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 02, 2018

春休み。皐月ちゃんが本命の大学に合格した後、ささやかながら卒業旅行?に行った。メンバーは、私、皐月ちゃん、鮎ちゃん。皐月ちゃんの家が厳しいのもあって、遠出はできなかったけど、ぐーたらな私には近場がちょうど良かった。長い旅行は苦手。近場のちょっといいホテルに三人で、一泊だけのお泊まり。「卒業旅行の最終日のホテルに似てる」「ほんまやな~。あの部屋よかったよなぁ」部屋に入ってはキャッキャして、お食事を食...


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