Archive: 2017年12月

576.卒業祝い

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 31, 2017

インターホンが鳴り、お寿司が来た。「来た来た、お腹空いたね~」と母。お金を持って階段を下りていく。「みなみも手伝っといで。家事も全然せーへんのやから。偉そうなこと言うたけど、嫁に出せるような躾はできてへんわ」父は先生の方は向いてなかったけど、先生は、それを聞いて笑っていた。その姿を見て、少し安心しながら、私も階段を下りて行った。二人を客間に残して、私は母とお昼ごはんの支度をして。「お父さんと先生ど...

575.挨拶タイム

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 30, 2017

緊張感MAXの中、私も客間へ入ろうと思ったら、母が「先生、お父さんと二人で話しはる~?」と言い、一同動きが止まった。「……何でやねん。みんなおったらええやろ」と父。先生と二人きりにされるのは嫌だったようで。「僕は、どちらでも…」と答える先生も、顔がいつもと違ってひきつっていて、それを見てますます緊張してきた。1年前の挨拶では、母と先生の一騎打ち。逆に、あの時挨拶に来てくれていたおかげで、今、母という...

574.先生がやってきた

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 29, 2017

卒業式の夜、お父さんに話をした。先生が挨拶に来たいと言っていることを、ちゃんと話した。お父さんは、私の話なんか全然聞いていないような態度でテレビを見てて、お母さんはキッチンで何かを洗ってて、シャーっと水の音が聞こえていた。「この前挨拶したやないか。それ以上俺に何を言うつもりやねん」「だから、これからもよろしく的な…」「何のよろしくやねん。生徒に手ー出しといてよろしくって?」アカン。お父さんの態度が...

573.3年間

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 05, 2017

A女の校舎と、先生の後ろ姿。周りの緑と景色に、青空。私は、明日からここに来ることはないし、先生もほとんどないだろう。先生の後ろ姿を忘れないように…姿が消えるまでしっかり見つめていた。ここが、私と先生が出会った場所。どんなに思い合ってたって、後ろ指をさす人はいる。人の道に外れた恋なのかもしれない。教師としてあるまじき行為を犯したのかもしれない。何も世間を知らない未成年が、いまある状況がすべてだと思い...

572.言葉はなくても

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 01, 2017

なかなか来ない鮎ちゃん…クラスメイトたちと別れを惜しんでるのかもなぁ。「時間やから、もう行くわ」うちの母と鮎ちゃんの母が喋ってる中、うちの父が仕事に戻って行った。この場に先生がいることは知らないまま、愛想なく去っていく父。「遅いねぇ。ごめんね、みなみちゃん待たせてあの子は…」鮎ちゃんのお母さんに謝られて、全然っと首を振った。今日はほんまに、びっくりするぐらいいい天気。ここから見上げたら、職員室の窓が...

571.最後のさようなら

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 01, 2017

学校に先生がいる。卒業式にいるなんて。でも、角度が悪くて全然見えない。よそみばっかりもできないし、結局先生を見ることはできないまま式を終えた。ドラマのように、素敵にうまくはいかない。卒業。あんまり実感ない。薄情ですが、先生が辞めてしまう時のほうが断然寂しかった。これが終わったら、先生とちゃんとした恋人になれる。そういう思いのほうが強かった。「僕からのはなむけの言葉は、『人を見る目を培え!』です。君...


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