Archive: 2017年10月

558.デリカシーのない人

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 20, 2017

「まずは付き合い認めてもらわんと。物事には順序があるやろ」エッチしてる最中ならもっと甘い返答なはずやのに、冷静極まりない返事に心が折れかける。同世代にはない、先生の淡々とした教師っぽい話し方は、夢から叩き起こされて、自分の幼さを痛感する。「……って、みっちゃん聞いてる?」「わかってます。聞いてます」「じゃあ今俺何て言った?」先生、お説教の顔やん。復唱を求められたことにイラッとしながら「『物事には順序...

557.予感的中

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 19, 2017

何度も通った高速道路に一般道。うちから先生の家までの風景は、夜はネオンもあれば工場地帯もあって、昼は緑もあって。今日みたいな、こんな冷たい青空の下に見える緑はとってもきれい。ハンドルを握る先生の手も、何度も見てきた。深呼吸して座り直したら、「トイレか?」と言われた。「ちがうし!」年頃の女子に聞く内容ちゃうで。「先生…鮎ちゃんが、ふたりお似合いやなって言ってた」「相方が?なんか皮肉もこめられてそう」...

556.日曜日、誰もいない場所

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 19, 2017

今日は日曜日。もうすぐ、先生が迎えに来る。お父さんはいつものように仕事。「なぁ。お母さん。私やっぱりここから通うの大変やし、一人暮らししたいなって思うねんけど…」「えー?じゃあおばあちゃんちでええやん。部屋あいてるし」「えー……うーん……」実は先生と暮らしたいと私の顔に書いてあったのか、洗濯物干し中の母はタオルを大きく振りながらじっと私を見た。「……同棲するならお父さんに言うてってよー。その前に、先生は...

555.卒業まで二週間

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 18, 2017

卒業まで、あと2週間。早々に進路が決まっていた鮎ちゃんと、地元の駅にあるカフェで会った。鮎ちゃんと一緒にいる時が、いちばんホッとするなー。4月から鮎ちゃんは、手に職つける系の学校に進学する。リクもD大に合格したらしく、一人暮らしするらしい。「みなみは?ここからD大通うのって遠くない?」「うん~。でも最初はそうするかなぁ…。親も一人暮らしは勧めてこないし…」「まぁ、家賃とか仕送りとか、結構かかるしな……...

554.マナー重視

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 16, 2017

帰り道、高速道路をスイスイ進んでいく。オレンジの灯が先生の顔に反射するのを見ていた。すると、私の携帯が鳴った。お母さんからメール。「お母さんから…」とつぶやいたら、ちらっと先生がこっちを見て、顎を触っていた。「俺メールしたからかな」「メールしたん?」開封してみたら、母から『先生に、事故らんように言うてね』と入っていた。出発前、『今から送ります』と一報入れたらしい先生。その返信らしい。「…お母さんが、...

553.プライド

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 15, 2017

そして、事が終わる。終わりを迎えた先生に、向かい合ったままぎゅうううっと抱きしめられながら、先生の大きな呼吸を聞く。この時間が大好き。ずっとこうしていられたら…と、先生の胸にしがみついていた。が、ムードなくべりっと剥がされる。「……帰ろか…」めっちゃハアハア言いながら、ふらりと立ち上がる先生。「だ、大丈夫?」「大丈夫。あーもう、もーこんな時間やんけ。シャワー浴びるヒマないな」自分の髪をぐしゃぐしゃしな...

*552.快感の果て

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 06, 2017

551.わずかな時間で触れ合う

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 04, 2017

「あんまり時間ないで」「うん…でもすぐ帰るのもったいないし。せっかく来たのに…」せっかく、すぐそばにいて、触れられるのに。せめて、キスだけでも。「先生、屈んで。上向いてたら首痛い」「えー…屈んで何するん…」と、だるそうな顔をされつつも、顔を落としてくれた。私が答える前に唇を押し当てられて、抱きしめられて、想いが果たされる。だるそうな顔してたのに、私が仕掛けるより少し激しく唇が重なって、隙間なく塞がれて...

550.このまま帰りますか?

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 02, 2017

先生のネイビーのコートに顔を埋めて、やっと受験が終わった安堵感に心を委ねていると、先生が「よかったなぁ」と小さくつぶやく。先生は、私をよく泣く人呼ばわりするけど、泣かせるのがうまいんだと思う。車内で喜びを分かち合った後は、先生のマンションへ行くことになった。先生は時計を見て、ちょっと表情が曇った。「もうこんな時間か。ここ来るのに、ようお母さんの許可得られたな」「でも帰りは先生に送ってもらってって」...


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