Archive: 2016年07月

385.謝罪

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 31, 2016

先生からやっと連絡が来たのは、正月が明けた頃。「ちょっとバタバタしてた」と言っていた。毎晩連絡を待っていた私は、その一言では納得行かなかったけど、いくら聞いてもバタバタしてたの一点張りなので、これ以上聞きようがない。翌日の土曜日は先生がうちに来る。先生も仕事始めで、冬休みと言えど、平日は出勤しているので、土日しか来られないが、サービス業の父はカレンダー通りの休みではないので、タイミングはちょうどよ...

384.初詣と仲直り

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 31, 2016

何て聞いたーん!と思いつつ、時間なのでコートを着て家を出る。鮎ちゃんは先に来ていた。「あけおめ、鮎ちゃん!」挨拶を交わし、何もなかったように神社に向かった。鮎ちゃんはナカムーの話をしないし、私も先生の話を出さない。お互い、タイミングをはかっている感じ。鮎ちゃんに会うまで、諒くんからの頼まれごとを忘れていたが、無事思い出した。「鮎ちゃん、諒くんが鮎ちゃんと仲よくなりたいねんて」「諒くん?誰やったっけ...

383.17歳の年越し

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 31, 2016

その後は父とまなちゃんが帰ってきて、年越し蕎麦を食べた。久しぶりの家族4人の食卓は、父も母も嬉しそう。そんな団欒中。こっそり先生にメールしていたけど全然返信がない。先生、さっきの母との電話で嫌な思いしたのかなーとか、みっちゃん、何勝手に言うてんねんと怒ってはいないかとか、連絡が取れるまで不安が襲っていた。「あんた携帯ばっかり見てるな」ダイニングでまなちゃんが、今一番ここで言われたくない事を指摘して...

382.母の心配、先生の誠意

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 31, 2016

「言うてもーた~。ごめん~」『いや、ええけど、お母さんは何て?』「私の話じゃようわからんから、先生と話したいって」『そうか。じゃあ近いうちに伺うわ。お母さんのご都合いい日時は?』「あ…聞かなわからん…」『今お母さんいらっしゃる?電話代われる?』い、今!?「ちょっ、ちょっと待ってて!掛け直す!」慌ててリビングにいる母の元へ行き、今の会話を伝え、母と先生が電話することになった。最初の取次ぎを終えて、母に...

381.12月31日

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 31, 2016

私は、いらん激白をしてしまったのか…?正直に言ったことで、自分がすっきりしたかっただけなのか?突拍子もない話を聞かされた母は、心配が増えただけかもしれない。よさそうな担任やと思ってたのに、とんだロリコン教師やと思ってるかも。そして、先生。「お母さんが話したがってる」って伝えたら、びっくりするやろうな…ああ。これ、やってもたな…。完全にやらかした。いたたまれなくて自室にいると、携帯が鳴った。鮎ちゃんの...

380.母の答え

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 30, 2016

今まで母には、ほとんど隠しごとはしてこなかった。父は恋愛話を嫌がるので、父のいないところで話す。リクを好きになった時も、普通に話したりしていた。つきあえるようになった時も、母には打ち明けた。まなちゃんにも。先生と会う時、母に「鮎ちゃんと会っている」と嘘をつき始めたのは、先生の存在を隠さないといけないと思っていたから。会っている相手が先生じゃなければ、隠さず言っていたはずだ。どちらかというとオープン...

379.年の瀬の衝動

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 30, 2016

大みそか。仕事納めの日の晩から、先生は実家に帰ったそうだった。私は予備校の冬期講習も終わり、諒くんとも普通に「バイバイ」と解散した。鮎ちゃんの件は、仲直りできていないので保留中。でも鮎ちゃんとは毎年一緒に初詣に行っていて、今回はどうするんやろう…と思った。もしかして鮎ちゃん、ナカムーと初詣行ったり?今日は、まなちゃんも家に帰ってくる。キッチンでは母が忙しなくおせちを作っていた。「みっちゃん、暇なら...

378.ホワイトじゃないクリスマス

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 30, 2016

普段、雪が降る地域でもない。ホワイトクリスマスなんて奇跡に近い。それでも、とても寒い日だった。食べ終わって、車内の換気をしようと窓を開けたら、冷たい空気が入り込む。「さーむーいー。もう閉めよー」「根性足りんな~。ちょっと出て歩くか」「寒い!耐寒遠足やん」「出ろ出ろ。散歩するぞ」急な思いつきで、誰もいない歩道を歩くことにした。先生が私に手を伸ばし、その手を取って歩きだす。あたたかくて大きくて、頼もし...

377.先生と過ごしたクリスマスイブ

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 29, 2016

クリスマスイブ。お母さんには昨日、「明日は好きな人に会うからちょっと遅くなる」と伝えていた。「はいはい」と母は軽く返事した。もう、嘘はついてない。先生には、クリスマスプレゼントを用意していた。お小遣い生活なので、そんなに値の張ったものも買えない。よって、いつもの手作りお菓子。マドレーヌやフィナンシェが好きな先生のために、型を買って悪戦苦闘しながら焼いた。来年はブッシュドノエルとか焼きたいけど、今は...

376.チーム・アンニュイ

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 29, 2016

冬期講習期間中、先に教室に入っている諒くんが何となく席を取ってくれていて、私が後から座らせてもらう形になっていた。授業が始まる前、諒くんが尋ねてきた。「昨日の子って友達?」「鮎ちゃん?うん。友達」諒くんは「ふぅん」とまた前を向いて、頬杖をついていた。ん?なに?……紹介してとか!?「かわいい子やろー」「うん。かわいかったな」おー。諒くんが女子をかわいいと言ったりするのが、なんか貴重。アンニュイすぎて何...


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