Archive: 2016年06月

258.とりあえず解決

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 30, 2016

「先生、りんご…」「いるん?ぬるいで」先生は、飲みさしのパックを私の前に置いた。「先生もりんご飲むんやなー」と言いかけただけなんやけど、ジュースを欲してると思われてしまった。本人の目の前で、間接キスで飲むの恥ずかしいな。「いらんねやったら返して」と言われて、急いで飲んだ。「先生、これめっちゃ常温」「だからぬるい言うたやん。最後パック捨てといて」「ハイ…」最後はゴミ捨て係になり、ムードなく終了。先生は...

257.先生に進路相談

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 30, 2016

質問コーナーにはいない。やっぱり職員室の中か。先生、こんな時期やし、テストの質問かと思うやろなぁ。職員室の入口まで行った時に、葉山先生が別館から歩いて来るのが見えた。「あっ、先生ー!ちょうどよかった」走り寄ると、「どこ質問?」と言われた。「テストちゃうねん。ちょっと悩みがあって…」「悩み?」先生の顔が身構えている。恋愛の話とは違いますから…「進路のことで、ちょっと…」「そうなん。じゃあ部屋開けるわ。...

256.期末テスト前

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 30, 2016

7月になり、もうすぐ期末考査。テスト期間に入るので、職員室には入れない。先生に相談したいけど、この時期忙しいかなぁ…放課後の掃除の時間、2階の階段をぼーっとほうきで掃いていると、「川田さーん。散らかってるー」と声がした。「あ、すいません」「ちゃんと掃いてよー」やや小さめの王子様、ナカムーだった。2年になってからナカムーには教わっていなくて、あまり話す機会もなく、まともに顔を見るのは修学旅行以来だっ...

255.将来の不安

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 30, 2016

先生の実家の近所には、C大の少し上のランクの、D大があった。C大しか見えていなかった私は全然調べたことはなかったし、行けないだろうなーと思っていたから、興味も持っていなかった。ホームページを見てみたり、グーグル先生を頼りに情報収集するものの、結局は英語をどうにかしないといけないことは変わらない。あと、最近出てきた悩みは…私もいつか、先生の家業のお手伝いするとしたら、私も先生と同じ学科目指したほうが...

254.6月の三者懇談

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 29, 2016

そして、三者懇談の日。廊下で、皐月ちゃんの番が終わるのを母と待つ。「何言われるんやろ、怖いわぁ~」という母。確かに怖い…先生、どんな顔で何話すんやろ。C大無理とか?英語のヤバさとか?でも実は私、C大行きたい熱意が冷めかけてる…先生といられる方法を探したいと思ってる。皐月ちゃんが終わり、母同士の挨拶をし、私も挨拶。そして、教室に入った。「本日はお越しいただきありがとうございます」先生が立ち上がって母に...

253.髪切った?

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 29, 2016

週末、髪を切った。ベリーショートにしてみようかと思ったけど、踏みとどまって、ボブにした。頭が軽くなって、前髪を作ったら視界が広がった。肩にはつかない長さだから、怒られないはず…翌週の月曜日に登校すると、さっちんが「みなみ、ボブ似合う」とほめてくれた。菊池さくらちゃんこと、さっちんと結構話すようになり、鮎ちゃん以外では、初呼び捨ての友人。「かわいいなぁ♡幼くなったねぇ~」と笑顔の皐月ちゃん。照れたけど...

252.現実に向き合う

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 29, 2016

少し涙が落ち着いた頃合いで、鮎ちゃんが口を開く。「じゃあ葉山、最初から手―出すなよとも思わんでもないけど、誠実なんちゃう。もし見つかって処分されて、退学とかなったらどうする?って話やもん」「…私はいいけど、先生が処分されたら…」「いやいやいや!よう考えて。いいわけないやん。みなみのほうが大打撃やで」「………」私だって、頭ではわかってる。二人きりで会う事自体危ないこと。車の中で抱き合っている姿を見られたら...

251.涙の誕生日

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 29, 2016

放課後、鮎ちゃんと待ち合わせて一緒に帰った。皐月ちゃんは部活。皐月ちゃんによると、新しい顧問の稲森先生はなかなかいい感じの先生らしい。葉山先生とも仲良くやっているそうで…でも、そんな情報得ても、私にはどうしようもないし。「元気ないなー。どないしたん」帰りの電車で、鮎ちゃんに即見抜かれる私。「わかる…?」「わかるわかる」「元気なんかあるわけないのに、けさ先生『元気そうやな』とか言うねんで~!何なんあい...

250.やさぐれている17歳

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 29, 2016

その日は講堂朝礼があった。プレゼントをカバンに入れたら、チャイムが鳴り、廊下に並ばないといけない。教室の前のドアに先生がいて、ギクッとした。「はよせーよー」ドアの上の枠に手をかけて、生徒を誘導している。これは…後ろから出よう…皐月ちゃんの陰に隠れながら歩いていたら、先生が後ろのドアから現れて、心の中でギャー!と叫んだ。「鍵締めるぞ」 先生の声が聞こえても、私は顔を上げず、目も合わさずに廊下に出た。先...

249.17歳になりました

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 29, 2016

別れじゃないとは言え、、喪失感は凄かった。気が緩むと涙が出そうにもなった。先生、ほんまに私のこと好きなんかな?と不安になったりもした。指輪は、学校にはつけていけないから、生徒手帳のカバーのポケットに挟んだ。シンプルな指輪だから嵩張らない。これが私と先生のつながり。祈るような気持ちで持ち歩いた。月曜は、私の誕生日だった。梅雨の合間の晴れの日。「みなみー!ハピバ♡」その日は鮎ちゃんと電車が一緒になった...


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