Category: 高校2年生/2学期

371.将来を思い描く

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 28, 2016

落ち着いた鮎ちゃんは、「ハンカチ洗って返す」と言ってくれた。「これ先生にもらったやつやから自分で洗う」と答えたら、めっちゃ謝られた。「…いいよ。私、鮎ちゃんにハンカチ貸すことぐらいしかできひんかったし」「そんなことないよ。泣けてすっきりした」メイクが落ちたって、鮎ちゃんは美人さん。恋愛でこんなに泣いたのは初めてだと言っていた。「修史、この前彼女の親に挨拶行ってんて。緊張したーって言うてた」「そうな...

370.心に響く歌

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 28, 2016

鮎ちゃんの瞳に、カラオケの画面の光が映り込む。なんかいつもと違うなぁと思いながら歌い切り、マイクを置いて鮎ちゃんを見ると、鮎ちゃんは顔を伏せて泣いていた。「えーっ、ちょっと鮎ちゃーん!どないしたんー!」今まで、私が泣く事があっても、鮎ちゃんが泣く事なんてほとんどなかった。大樹とつきあってる時も、そして別れた時も、怒ってることはあっても、私の前でなんて泣かない。ポロポロと涙をこぼす鮎ちゃんに、急いで...

369.こいのうた

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 28, 2016

模試の結果が届いた。C大はB判定だった。合格も夢じゃなくなってきた。でも、先生の実家近くのD大はC判定。合格の可能性は50%。前々から、先生にはこれから伸びればいいと言われていたけど、こんなにやってもこの結果なんだと落ち込んだ。それでも、今私にできることと言えば、合格を目指して勉強するしかない。モチベーションを上げるために予備校の冬期講習を申し込んだ。前回より上のクラスのハイテンション授業を取った。...

368.わかない実感

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 28, 2016

帰り際は、二人とも言葉を口にはしないものの、この時間が終わる事を惜しんだ。翌週すぐ顔が見られるのに。これでお別れではないのに。車内で姿勢を低くして、世間から隠れるようにキスをする。先生はなかなか離してくれなくて、それが嬉しくていつまでも応えてしまう。唇が離れると寂しくて、またキスをせがんだ。先生も、これから変わっていく状況に、漠然とした不安があったのだと思う。先生は別に弱気なことは言わないけれど、...

367.質疑応答

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 27, 2016

先生はチェックアウトを済ませて車までやってきた。外はすっかり暗くなっている。エンジンをかけて、車が温まるまで待つ。私がじーっと見つめていることに気付いた先生は、「何や」と言った。「私のどこが好き?」満を持して尋ねると、先生はめんどくさそうな顔をした。そんな顔すると思ったわ!そして「そういう会話って絶対あるよな…」とボソっと言った。「そんなに過去の女性陣は、タカノリにどこが好きか聞いてきたん」「……い...


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