Category: 高校3年生/3学期

573.3年間

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 05, 2017

A女の校舎と、先生の後ろ姿。周りの緑と景色に、青空。私は、明日からここに来ることはないし、先生もほとんどないだろう。先生の後ろ姿を忘れないように…姿が消えるまでしっかり見つめていた。ここが、私と先生が出会った場所。どんなに思い合ってたって、後ろ指をさす人はいる。人の道に外れた恋なのかもしれない。教師としてあるまじき行為を犯したのかもしれない。何も世間を知らない未成年が、いまある状況がすべてだと思い...

572.言葉はなくても

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 01, 2017

なかなか来ない鮎ちゃん…クラスメイトたちと別れを惜しんでるのかもなぁ。「時間やから、もう行くわ」うちの母と鮎ちゃんの母が喋ってる中、うちの父が仕事に戻って行った。この場に先生がいることは知らないまま、愛想なく去っていく父。「遅いねぇ。ごめんね、みなみちゃん待たせてあの子は…」鮎ちゃんのお母さんに謝られて、全然っと首を振った。今日はほんまに、びっくりするぐらいいい天気。ここから見上げたら、職員室の窓が...

571.最後のさようなら

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 01, 2017

学校に先生がいる。卒業式にいるなんて。でも、角度が悪くて全然見えない。よそみばっかりもできないし、結局先生を見ることはできないまま式を終えた。ドラマのように、素敵にうまくはいかない。卒業。あんまり実感ない。薄情ですが、先生が辞めてしまう時のほうが断然寂しかった。これが終わったら、先生とちゃんとした恋人になれる。そういう思いのほうが強かった。「僕からのはなむけの言葉は、『人を見る目を培え!』です。君...

570.卒業式

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 14, 2017

卒業式の日。朝入ってた先生からのメールは、『おはよう。また後で』。簡単…。「おはよー」「おはよっ」鮎ちゃんと駅で待ち合わせて、学校に行く。途中の道で皐月ちゃんと合流して、3人で写メを撮りながら、学校へ向かう。「今日で終わりやで~。何もかも」って意味深な鮎ちゃん。「何もかも!?」「私はまだ入試が…」不安げな皐月ちゃんの肩を抱く鮎ちゃん。「ファイっ。皐月なら絶対受かる!」鮎ちゃん、男前です。今日で終わっ...

569.コンソメスープ

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 13, 2017

次の朝、鮎ちゃんをコンビニまで送って、家に戻ってきた。卒業式の後は一緒に帰ろう(遊ぼう)と約束して。父は食卓で新聞見ながらコーヒーを啜り、母は気ぜわしくパタパタと家事している。「みっちゃんも早起きしたんなら食べてしまいや~。学校なくなったらすぐぐーたらするんやから~」テーブルに朝食が置いてあった。父とふたり、きまず…静かに席について、パンをちぎって食べると、父が新聞をばさっと置いた。うっ、先生のこ...


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